

本校の子どもたちにアンケートをとると、高学年になるほど読書をしない傾向が見られます。大人になっても本棚に残しておきたいような本に小学生の時に出会ってほしいと願っています。そこで、9月5日(金)、四日市市にある 子どもの本専門店 メリーゴーランド店主の増田喜昭さんをお招きしてお話を聞かせていただきました。「『千と千尋の神隠し』で油屋に渡る橋を大人は渡れない。橋を渡れるのは、ファンタジーの世界に行けるのは、子どもだけ。6年生はギリギリだな。」と言われて「えっ、マジか。」と焦っている6年生の顔がなんともいえなかったです。「はてしない物語」(著:ミヒャエル・エンデ)を手にして、「本にはね、表紙、裏表紙、背表紙、見返しとあって、これが扉。扉をめくると新しい世界があるんだよ。」と始まり、子どもたちがどんどんお話に引き込まれていく様子は、子どもたちが増田さんに魔法をかけられているようでした。お話の後、サプライズで、メリーゴーランドでセレクトしていただいた本を300~400冊ドーンと並べた体育館に移動して、「一人一冊、本を選んでね。選んだ本は全部図書館の本として購入するよ。最初の読者は選んだあなただよ。」と伝えたところ、歓声があがりました。さあ扉をめくろう!
伊賀市立 大山田小学校 
