8月7日(月)、講師に東京都日野市教育委員会特別支援教育総合コーディネーターの宮崎芳子先生をお迎えして、研修講座「特別支援教育【4回連続講座】③」を実施しました。
講義では、個別の指導計画作成のポイントについて主に3点ご指導いただきました。1点目は、実態把握についてです。学習上及び生活上の困難を理解することや個人因子(障害特性)、環境因子を把握することが大切であることを学びました。2点目は、子ども主体(子どもが主語)で肯定的な目標を立てることです。たとえば、授業中、教室の外に出ていく児童がいるとします。その児童の目標を「教室の外に出ない。」と立てるのではなく、「教室の外に出る前にヘルプカードを使う。」というように目標を立てます。3点目は手立てについてです。具体的にこうすればできるという方法をたくさん見つけ、環境を作るまたは整えておくことが大切であることを学びました。
最後に児童・生徒が行う振り返りについて具体的な事例をもとに学びました。できたことを児童自身が付箋等に書き、成功体験を意識化、見える化し、蓄積していくことが大切であることを学びました。