8月8日(火)に講師に桒原成壽先生をお迎えして、「人権・同和教育3回連続講座②」を実施しました。今回は、三重県教育委員会事務局より川口成紀先生、池山浩隆先生にも助言者として参加いただきました。前半は、受講者一人ひとりが1学期に進めてきた「なかまづくり」の取り組みや視点となる子どもに対しての働きかけ、家庭訪問のことなどについてまとめたレポ-トをもとにグループに分かれて質問や意見を出し合い、熱心に話し合う姿が見られました。
後半の全体会では、受講者22人全員のレポートについて、一人ひとりにご助言いただきました。その中で、2点のことについて繰り返しご指導いただきました。1点目は、「なぜその子が、教育的に不利な環境のもとにある子なのか」という部分がレポートから見えにくいということでした。学校生活で見える部分だけでとらえるのではなく、家庭訪問を通して家庭でのくらしぶりを掴むことが大切であることを改めて確認しました。2点目は、「レポートの小見出しに担任として主張(メッセージ)が込められているか」という部分がレポートを読んでいても読みとれないということでした。担任としての課題意識を小見出しにすることで取り組みを明確にすることが大切であることを学びました。