8月31日(木)、三重県教育委員会事務局研修推進課テーマ研修班の金谷淳史研修主事と三村卓也主任をお迎えし、研修講座「教員ICT活用指導力向上講習会」を実施しました。本研修講座では、伊賀市内の実践報告として柘植小学校の久田祥太先生より発表をしていただきました。授業実践報告では、校外学習の振り返りにシンキングツールを活用して、考えをまとめたり、算数科の割り算の学習で、絵カードを操作しながら考えたりする学習活動の紹介がありました。また、ロイロノートの便利機能として、提出箱を使った資料配付の仕方やweb画像をロイロノートのノートへ直接貼り付ける方法など具体的に紹介いただき、授業への活用のヒントとなりました。
講義の後半には、三重県教育委員会金谷研修主事より、授業にICTのプラス面を取り入れていくことの有効性について、一斉・個別・協働の具体的な学習場面を例に挙げながらご指導いただきました。最後に、これからの情報モラル教育と生成AIについて学びました。これからの情報モラル教育については、合理的に活用しながら自分で判断し、行動できる子どもたちの育成を目指すデジタル・シティズンシップ教育へと転換していくことが大切であること、生成AIについては、文部科学省が示したガイドラインの要点から留意すべき点や適切であると考えられる例を教えていただき、場面を考えて使うことの重要性について学びました。